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小さなお店のための「無料で映える」写真の撮り方

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- 合同会社StaTech
小さなお店のための「無料で映える」写真の撮り方
目的はシンプル:来る前のお客さんの不安を消すこと。
お金はかけず、スマホ1台+自然光で十分です。15〜30分で"ちゃんと見える写真"を揃えましょう。
目次
- まずはこの3枚(必須ショット)
- 撮影前の5分チェック
- 光の基本:窓際が最強
- アングルと構図("迷わない"3ポーズ)
- スマホ操作の小ワザ
- 料理写真:5つの即効テク
- メニュー紙・POPの撮り方
- 店内・外観:広く、まっすぐ、スッキリ
- 編集は"3か所だけ"
- ファイル名と管理
- GBPに載せる時の一言テンプレ
- よくあるNG → すぐ直せる
- 15分ルーティン
- これだけ覚えておけばOK
まずはこの3枚(必須ショット)
1. 最新メニューの写真
- 撮り方:紙でも黒板でもOK/真上から
- ポイント:文字が読める距離で、反射に注意
2. 一番売りたい料理
- 撮り方:斜め45°/湯気やツヤを活かす
- ポイント:提供直後のベストタイミングで
3. 店内の全体感
- 撮り方:入口から奥へ/人の顔が映らない時間帯
- ポイント:清潔感と雰囲気を伝える
💡 スタート方法:まずは"3枚だけ"で公開 → 週1で入れ替えれば十分戦えます。
撮影前の5分チェック(整えるだけで差が出る)
機材の準備
- ✅ レンズを拭く(メガネ拭き or ティッシュ)
- ✅ 窓際の席を確保(本日の"スタジオ"です)
撮影環境の整理
- ✅ テーブルの上を空に(調味料・ティッシュ・コードは退避)
- ✅ 食器のフチを一拭き(ソースのハネを取る)
- ✅ メニュー紙は折れ・反射を確認
光の基本:窓際が最強
基本ルール
- 🌤️ 窓際・昼間の自然光で撮る(曇天は柔らかくて◎)
- 🔆 逆光は半逆光に:窓を斜め後ろにして、料理の立体感UP
- 💡 混ざり光NG:窓際で撮る時は天井の電気を一時OFF(黄ばみ防止)
影の対策
- 影が強い場合:A4の白い紙をレフ板代わりに、影側へ立てる
夜間撮影のコツ
夜しか撮れない日は、照明の真下を避け光が均一な場所で。影が強ければ白い紙で補助。
アングルと構図("迷わない"3ポーズ)
1. 真上(90°)
- 対象:丼もの・カレー・定食・メニュー紙
- メリット:全体が見渡せて分かりやすい
2. 斜め45°
- 対象:ハンバーグ・パフェ・サンドなど"高さ"が主役
- メリット:立体感と美味しそうな質感を表現
3. 目線(水平)
- 対象:店内・外観・カウンター
- メリット:空間の広がりと雰囲気を伝える
構図のコツ
- ✅ グリッド線ON(設定→カメラ→グリッド)
- ✅ 主役は中央 or 三分割の交点に
- ✅ 余計な物はフレームに入れる前にどける(後で消すのは大変)
スマホ操作の小ワザ(iPhone/Android 共通)
基本操作
- 🎯 ピント合わせ:主役をタップ
- ☀️ 明るさ調整:タップ後に太陽アイコン/スライダーを上下して微調整
- 🔒 ピント&明るさ固定:主役を長押し→「AE/AFロック」表示で手ブレに強く
撮影テクニック
- 🤳 手ブレ対策:テーブルに肘をつく/タイマー2秒でシャッター
- 📸 連写:1回で3〜5枚。後で"最もシンプルな1枚"を採用
料理写真:5つの即効テク
1. ツヤを出す
- タイミング:提供直後に撮る
- テクニック:油やシロップはひと筋だけ足す
2. 高さを作る
- 方法:具材を手前に寄せる、葉物を少し立てる
- 効果:立体感とボリューム感をアップ
3. 色のコントラスト
- 組み合わせ:青・白い皿に"赤/緑の差し色"(トマト・パセリ)
- 効果:食欲をそそる鮮やかな印象
4. 小さめの器
- メリット:同量でも盛りが良く見える
- ポイント:器選びも写真の印象を左右する
5. 一口の"動き"
- 演出:フォーク・箸・レンゲをそっと画面端に
- 注意:人の顔は入れない
⭐ 最重要ポイント:フチは必ず拭く。1秒で"清潔感"が段違いです。
メニュー紙・POPの撮り方(反射と歪み対策)
基本アングル
- 📐 真上から撮る(椅子に立たない。スマホをしっかり持てる高さで)
反射対策
- 💡 窓に対して斜め/照明をいったんOFF
- 🔍 角度を変えて反射の少ない位置を見つける
歪み対策
- 📏 少し離れて撮って後でトリミング(角を揃えやすい)
- 📱 スマホを水平に保って撮影
店内・外観:広く、まっすぐ、スッキリ
外観撮影
- 🏪 看板が読める距離/開店サインや季節装飾も入れる
- 🕐 明るい時間帯に撮影
店内撮影
- 🚪 入口から奥へ対角線が見える位置に立つ
- 📏 垂直水平:柱や棚の縦線をまっすぐに(傾きは編集で微調整)
プライバシー配慮
- ⏰ 開店前に撮る/お客様の顔は映さない
- 👥 人物が写る場合は許可を取るか、後ろ姿のみ
編集は"3か所だけ"(スマホ標準アプリでOK)
1. 傾き補正
- 対象:店内写真は特に重要
- 効果:まっすぐにするだけでプロっぽく
2. 明るさ調整
- 設定:露出+10〜20/シャドウ+10前後
- 注意:やりすぎ厳禁
3. 色味調整
- 調整方法:暖かすぎたら少し青へ、冷たすぎたら少し黄へ(ホワイトバランス)
- ポイント:自然な色合いを心がける
❌ 避けるべき:フィルターは使わない or 最弱。料理の色が嘘になると逆効果です。
ファイル名と管理(あとで探しやすく)
命名規則の例
2025-09-19_menu_秋鮭クリーム.jpg
2025-09-19_food_唐揚げ定食.jpg
2025-09-19_interior_counter.jpg
管理のコツ
- 📅 日付を先頭に:時系列で管理しやすい
- 🏷️ カテゴリを明記:menu/food/interior で分類
- 📝 具体的な名前:後で内容が分かるように
💡 運用方法:毎週"メニュー/料理/店内"の3枚を入れ替えるだけで、最新感が保てます。
GBPに載せる時の一言テンプレ(コピペOK)
メニュー写真用
今週のメニューを更新しました。人気の○○は数量限定。写真をご覧ください。
料理写真用
一番人気の○○。席からQR注文できます。ピークは12–13時です。
店内写真用
窓際席が人気です。ベビーカーOK/キャッシュレス対応。
よくあるNG → すぐ直せる
問題 | 原因 | 解決方法 |
---|---|---|
黄ばんで見える | 天井灯の影響 | 天井灯をOFF→窓際へ/色味を少し青へ |
ブレてる | 手ブレ | タイマー2秒/AE/AFロック |
ごちゃつく | 不要な物が写っている | フレーム外へ"どける"→撮る→戻す |
歪んでる | 角度が斜め | 少し離れて撮ってトリミング |
暗い | 光量不足 | 白い紙を影側へ立てる(レフ板代わり) |
15分ルーティン(毎週コピペして使ってください)
ステップ1:撮影(10分)
- 窓際でメニュー・料理・店内を各5枚ずつ撮る(合計15枚)
- 各カテゴリのベスト1枚を選ぶ(合計3枚)
ステップ2:編集(3分)
- 明るさ・傾き・色味をサッと調整(各30秒)
ステップ3:投稿(2分)
- GBPに3枚アップ+一言テンプレ投稿
- 最後に来週の"撮るもの"をメモ(季節・新作など)
これだけ覚えておけばOK(合言葉)
📱 窓際 / 📝 片付け / 📏 まっすぐ / ✨ フチ拭き / 🔄 3枚更新
この5つで、"業者いらず"でも十分伝わる写真になります。
まとめ:お客様の不安を解消する写真撮影
小さなお店の写真撮影は、高額な機材や専門知識は不要です。
今日から始められる3つのポイント
- 🌅 自然光を味方に:窓際での撮影で十分プロ級の仕上がり
- 📸 スマホ+15分:週1回のルーティンで常に最新情報を発信
- 🎯 目的は集客:来店前の不安を解消し、お客様の背中を押す
継続のコツ
- 完璧を求めない:まずは3枚から始めて、慣れてきたら徐々に増やす
- 週1更新:季節感や新メニューを反映して鮮度を保つ
- データ管理:写真にはファイル名をつけて、後で探しやすく
"窓際 / 片付け / まっすぐ / フチ拭き / 3枚更新" を合言葉に、今日から始めてみませんか?
お客様が安心して来店できる、魅力的な写真でお店の価値を最大限に伝えましょう!
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